マッコウクジラ漂着騒ぎ・・・2006/01/28〜31

大津港第3埠頭に陸揚げされるクジラ!!・・・2006/01/30

陸揚げされるクジラ 北茨城市大津町の五浦海岸の磯にマッコウクジラ(体長14m:重さ25トン)が漂着した。29日の調査で既に死んでいるのが確認された。

30日大津漁協所属の漁船3隻の協力で、3キロ離れた同港内まで曳航し200トンのクレーンで大津漁港第3埠頭に陸揚げされた。 同岸壁には、約300人の見物客が訪れ写真を撮る姿が見られた。

専門家により解体開始!!・・・2006/01/31

陸揚げされるクジラ大洗水族館鯨類担当の酒井氏の話では、「この時期は銚子沖にマッコウクジラの群れが来ており、何らかの原因で、2頭が群れからはぐれ1頭が水深の浅い磯に入り込んで動けなくなり死んだのではないかと見られている。皮膚病はない」との事。

とにかくデカイ(14m・25トン)!!・・・2006/01/31

陸揚げされるクジラ国立科学博物館、日本鯨類研究所と協議し31日クジラを解体することになった。

解体後の肉類は大津町の砂浜に埋葬し、骨は、一旦京都の専門業者に分割送付し骨格標本として、アクアワールド茨城県大洗水族館に展示予定?とか。

スムーズに進む解体作業!!・・・2006/01/31

陸揚げされるクジラ滅多に巡りあえない出来事であり車で7〜8分の近くでもあったので、野次馬根性剥き出しで専門家による解体作業を写真に納めて来た。

解体後、大津の砂浜に埋葬・・・2006/01/31

陸揚げされるクジラ大型肉片はクレーンによりトラックへ積み込まれ砂浜へ搬送される。

【ついでにシロナガスクジラについて】
マッコウクジラの漂着で、その大きさ(14m・・25トン) に驚いたが、史上最大の生物といわれているシロナガスクジラはもっともっと大きく 33m・・180トンもあるとのこと、上には上があるもんだ。
が、この貴重なシロナガスクジラが今や絶滅の危機に瀕している。
1900年初頭には20万頭弱いたとみられるが、ノルウェー式捕鯨(近代捕鯨)の幕開けと共に1930年には、年間3万頭近くのシロナガスクジラが捕獲され、まさに乱獲が続いた為、1960年代には、数千頭にまで減ってしまった。
史上最大の体を獲得するほど地球環境に適応してきたシロナガスクジラも人類の手によってあっという間に絶滅の危機に陥り南氷洋では1964年、北太平洋でも1966年以降全面的捕鯨停止という約40年にわたる保護措置にもかかわらず、現在も1700頭程度と見られていてめだって改善されていない。
果たして絶滅から救うことが出来るのか地道な調査を重ねて生態を解明するなどねばり強い改善への努力が続けられている。・・・【 参考資料:Newton 2006/2 】

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作成者:点瞬夢幻
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