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■ iPS細胞の山中教授 米のラスカー賞受賞

9月14日17時11分
「アメリカのノーベル賞」とも言われる、権威ある医学賞「ラスカー賞」のことしの受賞者に、再生医療への応用が期待されるiPS細胞を世界で
初めて作製した、京都大学の山中伸弥教授が選ばれました。
これは、アメリカのニューヨークにあるラスカー財団が13日発表したもので、京都大学の山中伸弥教授は、イギリスのケンブリッジ大学の教授と
ともに、4部門ある賞のうち、 基礎医学研究賞を受賞します。
山中教授は、おととし、ヒトの皮膚細胞にウイルスを使っ て4種類の遺伝子を組み込むことで、あらゆる組織や臓器になることができるとされる
iPS細胞をつくることに世界で初めて成功し、再生医療への応用が期待されています。
ラスカー賞を運営するラスカー財団は、受賞理由について、「山中教授は、細胞の再生という新しい領域を開拓した。
研究者たちに新たな道を開くものだ」としています。
ラスカー 賞を受賞した研究者の多くが、その後、ノーベル医学・生理学賞の受賞者に選ばれていて 、山中教授は今回の受賞を機に、今後の
ノーベル賞への期待も高まっています。

[動画出典:チャンネル・Monet5706さん]