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■ 高さ213メートル 日立が世界一のエレベーター研究塔

茨城県ひたちなか市にこのほど、白い塔がそびえ立った。何かと思えば日立製作所のエレベーター研究施設。
高さは213メートルで、エレベーターの研究塔としては、世界一高いという。
世界各地で超高層ビルの需要が高まるなか、速くてたくさんの人が乗れる機種を開発するため、
43年ぶりに新設した。

総工費約60億円をかけ、2年がかりで完成させ、15日に関係者向けのお披露目式を開いた。
オフィスビルでいえば50階建て程度の高さで、9基のエレベーターを設置。
世界最高速となる分速1080メートルで、人が快適に乗れる技術などを検証する。
昇降時の力を活用した発電などの実験も行う。

同じ事業所内には、高さ約90メートルの塔も。
こちらは日本初の超高層ビル、東京・霞が関ビルへのエレベーター納入にあわせて、1967年に建設した。
日立の担当者は「世界的なニーズは『高層化』。世界一のものを目指す」と話した。(高見沢恵理、真海喬生)


[動画出典:チャンネル・asahicomさん]