ここから本文です

◆ 湖面に映るが如く ◆

書庫過去の投稿月別表示

2016年06月

← 2016年5月 | 2016年7月 →

全1ページ

[1]

親切というお花

毎日新聞 6月16日(木) 「女の気持ち」欄より

なんだか毎日がガサガサしていますが、時には、
素敵なこともあります。感動することもあります。

これは、新聞へ投稿された心が晴れ晴れする出来事です。
感動した勢いでついついタイピング。

神奈川県逗子市 草野礼子さん87歳の記事です。

勾配30度、道のり400歩あまりの坂、その上が私たちの住宅地だ。
なかにも坂、坂。
循環バスも通ってはいるが、健康のため
私は町との往復は常に歩いている。

重そうな荷を提げて坂を上がる姿に手助けしてくださる方も多く、
感謝の念は尽きない。

ある時も、革バックと二つの袋を三つどもえに結び、ひょいと
肩にかけたとたん、「持ちますよ」と立派な紳士が寄ってこられ、
遠慮している私の手から素早くその大荷物を左手に。
私は手ぶらで傍らを歩かせていただき、恐縮至極であった。

先日も自転車を押しながら上がってきた青年が立ち止まり、
「お荷物お持ちします」と。
ていねいに私の荷物を前のかごに収め、
私の方から話しかけつつ坂の上まで。
彼は大学2年生とのこと。

私は深く感じるものがあった。
「声かけの勇気」「言葉のマナー」など彼の心は見事に育ち、
その初々しい心を今、自分が受けている。

風薫る山道のよきひとときであった。

こちらは40年あまり前のご親切だ。
母子3人で訪れたある町で乗車したバスでのこと。

まだ車内に両替機はなく、私は小銭が不足していた。
運転手は「終点の営業所で崩すように」と発車させた。
車の空席にも進めず入口に立ったままでいた。
やがて終点で数人が下車した。と、
その中の青年が私にそっと30円を差し出した。
戸惑う私に首を振って合図し、降りて行かれた。
あの感動は今も熱く残る。

「親切というお花」を私はたくさんの方からいただいた。
今も私の胸の内に咲いている。

この記事に

全1ページ

[1]

〜 無風 〜
〜 無風 〜
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16
17
18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
 
今日
全体
訪問者訪問者14168496
ブログリンクブログリンク059
コメントコメント02928
トラックバックトラックバック0126
検索 検索

Yahoo!からのお知らせ

小さな命を救うために
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

\毎日もらえる/
無料アプリでお小遣いポイント
プレモノ応募でプレゼントもGET!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事