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◆ 湖面に映るが如く ◆

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■ 日野 草城 (そうじょう)
高熱の鶴青空にただよへり
こうねつの つるあおぞらに ただよえり
≪ 解説 ≫
青空を漂う鶴、それを高熱の鶴と見た。

その鶴、熱にうかされて
どこへ漂っていくのだろうか。

実は、この句を作った当時(1950年)、
作者は結核で病臥(ビョウガ)していた。

同じころ、
「われ咳す故に我あり夜半の雪」
とも詠んでいる。

青空を漂う高熱の鶴は作者自身だったのだろう。

とまあれ、青と白の対照が
まぶしいくらいにきれいな句。



坪内稔典.(俳号:ねんてん
毎日新聞(季語刻々・2014・12・11)より



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