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◆ 湖面に映るが如く ◆

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■ 服部 嵐雪
蒲団着て寝たる姿や東山
ふとんきて ねたるすがたや ひがしやま
≪ 解説 ≫
江戸時代の句、しかも作者は江戸の人。

京都に来た嵐雪は、
布団を着て寝そべっているような
東山の風景に感動した。

というのも、
当時の江戸では
まだ掛布団で寝るという習慣がなく、
いわゆる夜着にくるまって寝ていた。

だから、
かけ蒲団で寝る京都の風習が
珍しかった。

かけ蒲団は
元禄ごろから
京都で始まった
新風俗らしい。



坪内稔典.(俳号:ねんてん
毎日新聞(季語刻々・2014・12・21)より



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