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◆ 湖面に映るが如く ◆

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■ 藤田 湘子 (しょうこ)
わが屋根をゆく恋猫は恋死ねや
わがやねを ゆくこいねこは こいしねや
≪ 解 説 ≫
「恋猫」、すなわち早春の恋する猫
は切なく鳴く。

屋根の上でからまりあって
転げたりもする。

そんな恋猫に向かって
「恋死んでしまえ」
と叫んだのが今日の句。

この句は作者の20代の作品を集めた
「途上」(1955年)にある。

「愛されずして沖遠く泳ぐなり」

はその句集の絶唱だが
「恋死ねや」は
恋を求める若者の切なる叫びかも。



選者・解説は、坪内稔典(俳号:ねんてん)氏
毎日新聞(季語刻々・2015・02・08)より

ご参考→ ■ 現代俳句協会ホームページ

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