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◆ 湖面に映るが如く ◆

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■ 鳥居 真里子
春は名のみの孔雀の肉を喰ふ話
はるはなのみの くじゃくのにくを くうはなし
≪ 解 説 ≫
今はまさに名のみの春という感じ。

暦の上では春になっているのだが、
実際の2月は厳寒期だ。

その名のみの春に、
たとえば
孔雀の肉を食べたわよ、
というような話を
女子会でしている。

えっ、
どこで?
誰といっしょに食べたの?
と話が盛り上がり、
寒さなどをすっかり
わすれてしまう。

ところで、
孔雀料理って
実際にある?


選者・解説は、坪内稔典(俳号:ねんてん)氏
毎日新聞(季語刻々・2015・02・10)より

ご参考→ ■ 現代俳句協会ホームページ

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