「かろからむ」は軽いだろう。 この句は法隆寺の百済観音がモデル。 八頭身に近い観音は左手に 水瓶を軽く提げている。 作者は太平洋戦争の末期に法隆寺などの 奈良の古寺をめぐって句作した。 当時、作者は22歳くらい、 軍務の合間の古寺巡礼だった。 「秋かぜにおのづとあはすたなごころ」 も巡礼中の作。 「たなごころ」は手のひら。 .
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