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◆ 湖面に映るが如く ◆

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■ 石田 波郷 (はきょう)
霜柱俳句は切字響きけり
しもばしら はいくはきれじ ひびきけり
≪ 解 説 ≫
この句、俳句を作る人の間では
とても有名な句。

や、かな、けりが代表する切れ字は
俳句の代表的語法である。

波郷の句、末尾の「けり」が切れ字だが、
その切れ字は、霜柱の立てる
微妙、繊細な音に匹敵する、
というのだ。

ちなみに、私のパソコンで
「きれじ」を漢字に変換しようとすると
まず「切れ痔」が出る。
おかしい。


解説は、坪内稔典(俳号:ねんてん)氏
毎日新聞(季語刻々・2015・01・17)より

ご参考→ ■ 現代俳句協会ホームページ

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■ 対馬 康子
霜柱踏む副葬の鈴ちりと
しもばしら ふむふくそうの すずちりと
≪ 解 説 ≫
どこかの古墳で霜柱を踏んだのであろう。

足元で崩れる霜柱の音、その音を
古墳の副葬品の鈴音だと思った句。

今と昔がはかない霜柱を通して
つながっていることに共感した。

作者は1953年生まれ、新句集「竟鳴(キョウメイ)」
(角川学芸出版)から引いた。

この作者とは芝不器男俳句新人賞の
選考委員仲間。

彼女、よく談じよく食べよく動く。


解説は、坪内稔典(俳号:ねんてん)氏
毎日新聞(季語刻々・2015・01・16)より

ご参考→ ■ 現代俳句協会ホームページ

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■ 室井 其角 (きかく)
わが雪とおもへばかろし笠の上
わがゆきと おもえばかろし かさのうえ
≪ 解 説 ≫
前書きとして「笠ハ重シ呉天ノ雪」という
漢詩の一節がおかれている。

その漢詩の「重し」を「かろし(軽し)」に
変えたところが作者の手柄。

ちょっとした知的な遊びを面白がる、
それが其角の俳句の特色だった。

もっとも、この句は、
「わがものと思えば軽し笠の雪」
として流布した。

格言、人生論として世に受けたのだ。


解説は、坪内稔典(俳号:ねんてん)氏
毎日新聞(季語刻々・2015・01・15)より

ご参考→ ■ 現代俳句協会ホームページ

.

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■ 青垣 囲 (かこい)
われに降る雪われが踏む時間
われにふるゆき われがふむ じかん
≪ 解 説 ≫
雪の道を歩いている。

踏みしめる一歩一歩が自分だけの
時間のような気がする。

「われに降る雪」と「われが踏む時間」
の対句的な表現の響き、
それが伝えるのは時間の感触かも。

作者はこの句を含む30句で
第11回鬼貫(オニツラ)青春俳句大賞を受賞した。

30歳未満を対象にしたこの賞は
兵庫県伊丹市の柿衛(カキモリ)文庫などの主催。

囲は1990年生まれ。


解説は、坪内稔典(俳号:ねんてん)氏
毎日新聞(季語刻々・2015・01・14)より

ご参考→ ■ 現代俳句協会ホームページ

.

この記事に

◇平行視・交差視どちらでも可
そんなの有?
◇重ならない集合物が 被写体
ならOK。面白いネ!
◇二つの画像を交合に置くだけ
その繰り返し

例えば、空間にばらまかれた文字のかたまりの場合、
前後が代わっても何の違和感もありません。
こんな場合は平行視でも、交差視でもどちらでも見られます。
従って、視差のある画像を交合に配置するだけで
立体空間を感じることができます。
この場合は、平行視でも、交差視でも
立体感を感知できます。
ただし、文字の位置関係は、平行視と交差視で奥行き感が逆転します。
以下に参考画像を表示します。

サンプル画像
( グループごとに拡大できます)
( 画像毎に右下(+)印をクリック)



   (平行視・交差視どちらも可↓ ● 印が重なるように見る)


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