・・・前略・・・ 私も、40数年前、新入社員として、関東のある会社に勤めました。 当時、何の気もなく使う故郷の熊本弁が、周りには、異様に聞こえたみたいです。 そのため言葉にかなり神経質になった時期が有りました。 「いっとき待っときなっせ」 と言った時です。一瞬、周りに沈黙が走りました。 「・・・・?!」 なんだいそれはと言って笑われました。 標準語なら「少々お待ちください」 なんでしょうが、そんなハイカラな言葉は、当時、私には、とても思いつきませんでした。 それからは、熊本弁からの脱皮の日々でした。 今じゃ、 「やっぺ」「よかっぺ」「うまかっペ」 の関東北部弁が私の標準語。 故郷に帰省した時も熊本弁と入り混じって、突然出てしまったりして笑ってしまいます。 【熊本弁の特徴・・・そのほんの一部】 ■ 熊本弁は、形容詞の最後を「か」にします。さらに発展させます。 ○ うれしい⇒うれしか⇒うれしかばい⇒うれしかたい ○ 楽しい⇒楽しか⇒楽しかばい⇒楽しかたい ○ 良い⇒良か⇒良かばい⇒良かたい⇒良かおなごたい ■ 英語も影響している熊本弁?。 ○「しかし」・・・英語のBUTの変形?・・・BUTTEN→→→ばってん・・・そうばってん ○「一番上」・・・英語のTOPの変形?・・・TOPPEN→→→とっぺん・・・標準語では「てっぺん」 ○「そこにに行きます」 ・英 語・・・I come there (相手に近づくときcomeを使います) ・熊本弁・・・今、そこに来るけん (熊本弁では英語と同じでそちらへ行くことをそっち来るけんまっときなっせなどと) といいます。等等 一時期、熊本弁解説者に、はまり込みました。今思い出すとそうにゃ懐かしかばい。 40数年ぶりという事でこんなことを思い出しました。
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